フリードリヒ・エンゲルス(1820-1895)、盟友マルクスと共に『共産党宣言』を執筆
「サルとヒト、その群を分けるのは労働である」「自由は外的な事実の中にあるものではない。それは人間の中にあるのであって、自由であろうと欲する者が自由なのだ」

「世界史が苦手な人の特徴」で見てきたように「単語丸暗記」というのは一見手っ取り早いようで、実はかなり効率が悪い。

例えば1時間後にテストで、いますぐ単語を暗記しなければならない、という場合なら「単語丸暗記」の方が良い点が取れるかもしれない。テキストをまともに読んでいる時間がないからだ。

ところが1週間、1ヶ月、半年……と記憶を保持する場合、「単語丸暗記」で覚えたのを覚え直すのは、かなり大変である。ほとんどまた一から覚え直すに近い労力が必要。しかも記憶が孤立して存在するので、全然持続しない。

これはほとんど「勉強の自転車操業」に近い。自転車操業というのは、目前の問題を解決するために、その場限りの解決方法を繰り返して何とか業務を保っているビジネスの状態である。世界史の場合でいうと、試験があるから大慌てで単語を詰め込んで、覚えて、忘れて、また次の試験で詰め込んで……を繰り返しているような状態。

こんな状態を繰り返しても記憶が全然繋がってないから、1年後に全ての範囲を終えても「で、世界史ってなんだったの?」となる。

これに対して世界史を、個々の独立した単語の集合体ではなく、全てが繋がった一つのストーリーとして記憶している人は、全体の流れが良く分かるし、ストーリーを思い出しながら単語も次々に思い出すことができる。

この「自転車操業の悪循環」というのは、どの教科にも共通している。どんな勉強でも、まず全体像をつかんで、それから個々の事柄を、それぞれを「繋げて、繋げて」記憶していかないと、すぐ忘れてしまう。

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投稿日時: 2019/08/29 ― 最終更新: 2019/12/01
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