SF作家・伊藤計劃の、既に閉鎖したWebサイトに載せていた映画時評集。評論の内容は異常に濃い。これを超える映画評論集は『押井守の映画50年50本』くらいである。 90年代後半~2000年代前半までの有名作品に限っているの […]
2009年に夭折したSF作家、伊藤計劃の運営していたBlog記事を集成したもの。彼の代表作は『虐殺器官』『ハーモニー』など。Blogは現在でもはてなで読める。 内容はほぼ「映画と近況」で占められている。その映画評だが、ハ […]
ある日、救急車に乗って病院へ行った。 労働争議でもめるビルの屋上から飛込み自殺した男の死体がめそめそ泣いた。変だと思いさわったら「ばか野郎!」と死体がどなった。慌てて院長さんに「あの人まだ生きている。」というと「あのひと […]
戦後詩批判の書。体裁上は真面目な本であり、寺山の提起する「直接の詩」という理念など、内容もいいのだが、寺山修司が語ることによって「文学の大泥棒が泥棒行為を嘆く」というユーモラスな書に脱構築されている。 寺山修司という男 […]
いわゆる「ホームページ」時代のWeb日記を書籍化したもの。オリジナルの日記は現在でも保存されており、ネットで読める。 この本の特徴は 著者が自殺して日記が終了している 著者が一般人である 著者がかなりヘビーな多読家である […]
三島由紀夫は小説家であると同時に映画人であり、自作が数多く映画化された他にも、自分自身が俳優・監督として、クリエイターとして映画に携わることを志向し、『からっ風野郎』『憂国』『人斬り』などの映画作品に出演・監督した。 三 […]
少し前のことだが、海外の『ペルソナ 2 罪』のラスボス戦を録画したYouTubeコメント欄にて、「こいつらは一体何と戦っているんだ?」という議論があった。 『ペルソナ 2 罪』のラスボス、「グレートファーザー」は、高校生 […]
多くの人はYouTubeの急激な流行を見て「これからは誰もが『TV』に出る時代だ」と思っているようだ。 私はむしろ、「『ラジオ』の時代」ではないかと思う。特に発信者にとっては。ここでいうカッコ付きの「ラジオ」とは「音声中 […]
手塚治虫が自ら執筆した、唯一の自伝(活字)である。多忙なマンガ家の自伝というのは、表向きのクレジットとは違って、実際の書き手は本人ではないことが多いが、手塚の性格を考えると全てを自分でやりたがったはずであり、おそらくこれ […]
私は次のように答えました。「寝なくていいですよ。むしろ寝た方が病気のリスクが高まります。無理に寝ようとしないでください。」 堀大輔『睡眠の常識はウソだらけ』 世の中に流布する、まことしやかで、硬直的で、脅迫的な「睡眠常識 […]
全 387 件中 11 件目から 20 件目を表示