投稿日時:2019/03/16 ― 最終更新:2019/03/17

地獄のミサワ伝説の始まりとなる、インターネットで話題となった出オチ1コマ漫画「女に惚れさす名言集」をカラー収録した単行本。いくつかは描き下ろし。全ページカラー収録してこの価格はお買い得にも思えるが、別にほぼ全作品がミサワの本サイトで読める(どころか、刊行後6年間も新作が発表され続けている)ので、ファンアイテムといったところか。

それにしても地獄のミサワは凄い。最近でこそ存在感が薄いが、彼は間違いなく一時代を築いたのである。漫☆画太郎やうすた京介が切り開いたナンセンスギャグの地平を、モダンな感性で押し広げ、その流れは大川ぶくぶらに引き継がれた。

彼は高いクオリティのギャグをコンスタントに発表し続けており、その後の『カッコカワイイ宣言!』『いいよね!米澤先生』も、個人的にどちらも大当たり。出オチ要素の強いギャグを得意とするので、話が積み上がってくるとやや息切れする嫌いはあるが、それでも彼のギャグにはかなりの安定感が見られる(5回投げたら3回は会心の出来、1回は普通、1回は大暴投くらい)。作家としてオンリーワンの独自性を持っているので、今後メジャーな舞台へのリバイブも十分あると思っている。

LINEで送る
Pocket

同じテーマの記事を探す