ゴーギャン「タヒチの女たち」

模試の過去問について、人気があるのはセンター過去問だろう。センターは形式慣れが重要な試験なので、苦手な科目があり、本番の過去問だけでは克服しきれなかったと感じる人はセンター模試の過去問も利用するといい。

二次試験の模試過去問というのも市販されているが、基本的にはかなり早期から勉強していて時間が余っている受験生、あるいは浪人生向けであり、恐らくほとんどの現役生にとってここまで手を出している余裕がないだろう。

とは言え、志望校の過去問というのはなるべく早く解いて傾向や難易度を把握しておきたいので、直前期に演習用の過去問がない人もいるだろう。いやむしろ、そこまで勉強できているのは理想的な状況と言える(→「志望校の過去問は「問題集」として早めに解く」)。

そこで直前期に過去問が残ってない人は、模試の過去問を使って演習し、時間配分などを確認するといい。

二次対策の問題集として

他には社会の論述問題など、市販の問題集だけでは演習量が不足するような限定された領域、その志望校特有の形式に対応するために、問題集として買う手がある。

私の場合はもっぱら、不足しがちな世界史と地理の論述問題の演習量を増やすために東大模試の過去問を利用した。特に二次試験で地理や地学のようなマイナー科目を使う国立受験生などは、模試過去問の利用を検討したい。

模試対策に過去問を解く?

ちなみに模試で良い成績を取るために過去問を解く人もいるという話だが、言わずとも分かるように、学力向上の手段としては倒錯した考えである。

確かに科目や予備校によっては、担当者のクセが出て、模試過去問を解いていると解きやすい、ということも実際にあった。私はそれを代ゼミの東大地理で経験した。が、それで高得点をとってもなんだか虚しい気分である。次の模試でA判定を取らないと親に見限られる、とかなら止めないが。

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投稿日時: 2019/07/06 ― 最終更新: 2019/12/02
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