文法と並行して、単語学習も進めなければならない。

漢文単語

古文の方は色々なものが出ているが、漢文の単語学習となるとややマイナーで、参考書では文法書のついでに単語コーナーを設けていて、そこで重要単語を拾って学習する。

漢文でも頻出単語や意味が二通りある単語というのは存在するので、重要語は徹底的に抑えるべきである。例えば「僥倖」(ラッキーの意味)くらいの単語は知っておきたい。まあ漢文の単語学習に、さして時間はかからない。

古文単語のポイント

古文の単語はちょっと面白い。古文単語の特徴は、現代語よりとにかく意味範囲が広いことである。

これは「言語がどのように発展するか」を考えてみれば自然なことだ。時代が進めば、基本的には単語の数は増える。すると増えた単語は、かつてある単語がカバーしていた特定の意味を代わりに表すことになる。こうして、単語の量の増加に伴い、自然とそれぞれの単語がカバーする意味の領域が狭まっていき、それぞれの単語が特定の意味に「専門化」してくる。

逆に見れば、古文の単語というのは現代語の複数の意味を1つの単語がカバーするので、その単語の中心的な意味をつかんでいくことが重要になる。つまり単語帳の意味欄を見たときに、”1,2,3″の意味や語法をそれぞれ個別に覚えるのではなく、「中心にある共通のニュアンスはこういうもの」というのを掴むようにする。

こう考えると実は、古文の単語というのはコツをつかめば「覚えなければならない意味・用法の数」に対して、暗記の負担が圧倒的に少ないことが分かる。

古文単語の他の急所は「現代語と用法がまるで違う語」である。この単語をとにかく重点的に抑える。これを取り違えると致命的だからだ。

単語の覚え方はなんでもいい。古文という風流で優雅な世界に対して「ゴロ暗記はけしからん」と文句を漏らす講師が多いようだが、暗記なんてものは覚えた者勝ちなのでゴロでもなんでもいい。むしろ、ゴロ暗記は有効である。

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投稿日時: 2019/10/02 ― 最終更新: 2019/11/02
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