大学の定期試験のための勉強なんて、どうだっていいものだし、勉強のための勉強なので私はしない主義で、いっそ落とせと言いたい気持ちだが、単位とか必修とか、人間社会のやむにやまれぬ事情によりしなければならないこともある。

そこで仕方なく試験勉強するとして、学部レベルでは概論とか、入門とか、そういうのでオムニバス的に種々雑多な範囲を扱う授業があり、どこを勉強すればいいのかワカラン、ということがある。過去問が手に入れば一番いいが、手に入らないこともある。

そこで一点だけヤマを張るとしたら、その教授の研究範囲か、それに近いところ。これがいい。

普通に考えて、自分の専門とする得意分野の方が問題を作りやすく、間違いもない。また生徒にも自分の専門について理解していて欲しい、という欲もある。

教授というのは、言わば自分の専門に恋する青春人間。あなたの近くにA子に恋する男がいるとして、四六時中A子について考え明かした末に「B子の魅力を述べよ」と問うてくるか?こない。

もちろん全範囲について普段から勉強できているに越したことはないが、上手く噛み合わず、これを落としたら落第、一家心中、というところまで追い詰められたのなら、Googleで教授の名前をサッと調べ、その研究範囲に近い部分を重点的に勉強するか、あるいは教授の最近出した本を買うか借りるかして読む。

これが私のできる唯一の助言である。

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勉強の面白さを力説し、学びの意義を考え続ける受験コラム

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投稿日時: 2019/07/31 ― 最終更新: 2019/11/01
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