これはどんな教科でも同じことだが、世界史の教科書や参考書を読むときにも、重点的に読むところと軽く流すところを、しっかり区別することが重要である。

しっかり読むべきところというのは、歴史的な意義が深いところ、志望校が好んで扱うところ、また事実関係の把握が難しい場所などである。

逆に石器時代の話とか、あるいはオバマ大統領の話とか、そういう超古代や現代の話というのは事実が確定していなくて入試問題としてあまり使えないし、実際に研究が進むと「ごめん、今までの認識間違ってたわ」ということも多いので、さらっと読むだけでいい。マニアックな割に問題として使われない箇所もサラっと読む。

入試問題は偏る

入試問題の出題傾向というのは長い目で見ると明確に偏るし、また偏って当たり前である。何故なら出題者の意図を考えれば、受験生に「歴史的な意義が大きい出来事」について問いたいと考えるのは当然だからである。よって「歴史的に些末な出来事について詳しいマニア」になってはいけない。

例えば東大世界史で言えばギリシャ、ローマは大好きで、論述でも単答でも頻繁に出る。逆に現代についてはあまり問われない。だから勉強をするときも、東大受験生はギリシャやローマについては重点的に勉強し、どんな問題が出てきても対処できるくらいにしておくといい。

ついでに言えば、この時代はまだ世界史情勢が近代以降より遥かに単純で、2,3カ国の関係性だけで完結するために理解もしやすく、勉強量に対する点数効率が良い。つまりここは「東大世界史の急所の1つ」なのである。「テキストの読み込みに濃淡をつける」とは、このような急所を的確に抑えるということである。

参考書や一問一答をこなす際も、志望校が好む箇所を重点的に勉強し、逆に重要そうでない箇所はそれより軽く済ませておこう。受験は完璧主義ではいけない。他にも電車移動のスキマ時間には、過去問で何度も出た範囲だけをサッと読む、などといった勉強法が考えられる。

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投稿日時: 2019/09/29 ― 最終更新: 2019/11/13
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