私がアカデミズムに行かなかった理由

3月に大学を卒業した。入学した頃はうっすら大学院進学を考えていたものの、半年で大学という場そのものに飽きてしまい、さらに卒業論文を書く過程で「これはつまらんっ!」と、アカデミズムとは決別せざるを得なかった。

だから論文は恐ろしく適当に書いた。確か5日くらいで仕上げたと思う。

アカデミズムの象徴たる論文執筆の何がつまらないかというと、文章を論理的に書かなければならない点である。これが、まるで拘束衣でも着ながら文章を書いている気分になる。

私の文章は論理的ではない。そもそも何かの作品や事象について語ることは、恐ろしく主観的なものにならざるを得ず、そこにある「論理」なるものは「話術」の言い換えに過ぎない。

言葉は飛躍しなければ伝わらない。飛躍しない言葉は沈黙しなければならない。

「客観的な批評」なんてものはこの世に存在しないし、人間は「説得力のあるもの」を求めてはいても「論理的なもの」なんて、口で言っているだけで誰も欲してないと思っている。論理を欲しているのは、人間ではなく科学である。

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投稿日時: 2020/07/13
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