数年ぶりのHTMLやPHPコーディングが恐ろしく大変だった話―月報2019年2月

久しぶりにあの感覚を味わった。正常動作している作りたてのWebサイトを見届けるやいなや、果てた大魔王のように床に倒れ込む感覚。

今月末に、Webサイトのデザインを自作に切り替えた。今まで何度もWebデザインを白紙の状態から構築してきたが、フルスクラッチでデザインするために必要な労力は増加する一方だ。初めての「ホームページ」は数時間で動作したが、今回は3日かけても、とりあえず動作する暫定版を公開するのがやっとだった。プログラムにしろマンガにしろ、あらゆるコンテンツ制作は恐竜化する宿命を持っている。Webデザインの世界も遅かれ早かれ、個人には手に負えなくなるかもしれない。リッチコンテンツの土台には、製作者の精魂がセメント化されて流し込まれている。

最近はWeb界もダイバーシティという概念が幅を利かせている。今ではモバイルに対応しないサイトはGoogleにも下位カースト扱いされ、まともにランクインしない。Web業界も数年おきにトレンドや常識が塗り替わり、私のようにそこから離れていて数学とか世界史とかやっていた人間は、まず現状把握と勉強から始めなければならないのである(Webコンテンツの栄枯盛衰の話は以前「Web空間も衰弱死する、さらばジオシティーズ」に書いた)。モバイルに対応させるレスポンシブデザイン(横幅やフォントが勝手に調整されるやつね)などは、仕組み自体はシンプルなものの、それをあらゆるデバイス向けに最適化するとなると恐ろしく手間がかかる。Webデザインはこの、ブラウザや端末ごとの微調整に多くの時間が費やされる。昔はWindowsにChrome, IE, Firefoxあたりの組み合わせを検証すれば済んだのだが、現在ではOSだけでもiOS, Android, Windowsは絶対外せない。労力が掛け算式に増えていくわけである。

おまけに今の時代、ハンバーガーメニューやら自動パンくずリストやら、ちょっと気の利いたウィジェットを実装することは常識である。2000年代では、おしゃれな魔法はJavascript学習者の自己満足といったところだったが、今ではスクリプトに頼らないわけにはいかない。HTML5やCSS3、覚えることは山程ある。古の時代に画像や職人的技巧によって作り上げられた角丸が、border-radiusの一言で鮮やかに実現するのは感動的だ。

最初は、満足いくまで作り込もう、閲覧者をあっと言わせたい、という野望があったものの、あまりの作業量に音を上げて、本当にただ動くだけの「ブログ」を公開して休戦と相成った。これ以上やると、身体がもたない。私はモノづくりを始めると不眠不休モードに入る質の人間で、10代の頃にゲーセンのコントローラーをハンダで自作していたら、部屋から10時間以上出てこず、家族が生存確認にやってきたことがある。だから私にとって、これらの作業に取り掛かるには覚悟がいる。途中で置いておくことができないのである。

サイトの方は、把握しているだけでもまだいくつものミスがある。今後は少しずつ不具合の解消と機能の追加を行っていく予定で、手作りゆえに行き届かないところも多いかもしれないけど、どうかお付き合いください。

2月は他にも3泊4日の京都旅行にでかけて書店巡りをした。実は年々、京都に住みたいという願望が強まってきていて、大学受験の際にも関西の大学を少しだけ考えていたほどである。四条通りのあの賑わい、鴨川沿いの風景など、たまらないではないか。まあ現在は東京で大学生をやっているし、多分大学院にも今の大学内で進学すると思うから、住むとしても数年後になりそうだ。

ちなみに現在、私の大学は春休みである。大学に行かないと運動不足になる。デスクの前で頭ばかり動かしていると、かえってバカになる感じがする。

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投稿日時: 2019/02/27 ― 最終更新: 2019/03/09
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