Twitterはあまりにハードルが高過ぎる

Twitterは、地獄である。私は1日目にして早くもそれを悟った。初日から、私は永遠に虚空で孤独につぶやき続ける運命にあるのではないかと覚悟した。

それはこういうことである。 普通、人はTwitterで、まず現実における友人知人のフォローから始めるであろう。すると仙人みたいな人間を除いて、自然と50人くらい集まるはずである。ところが私のサイトは友人知人に見せるような類ではない、私の暗部を曝け出そうというものだから、0から始めなければならない。ところが0から始めると、私のフォロワー数が0であるのを見て、人は踵を反転させて帰ってしまうのである。フォロワー0のアカウントなど、アブナイ人であり、幼児が指差して疑問に思う不審者であり、もしくはWebのホームレスとでも呼ぶべき哀れな存在である。ちなみに以下が私のその哀れなアカウントである。一応サイトの更新情報と、私の他愛のない作品感想を流している。

@BunkakuNet

これは、ハメゲーである。Twitterというプラットフォームの重大な欠陥でありクソゲー要素である。私のサイトのような、Webの片隅で誰の目にも触れない弱小サイトを運営し始めたものをフォローする人など、いないに決まっているのだ。何故始める前にそれに気づかなかったのか。

そもそも2019年も始まって早々に「Twitterはじめました!」などというこっ恥ずかしいタイトルで記事を投稿するべきではない。10年前から、Twitterアカウントを持っていることなど、大人が名刺を持っていることと同じくらい、文明人として当然のことである。今どき小学生でもTwitterアカウントの10や20くらい持っているに決まっている。今更「Twitterはじめました!」などと発言するのは「自分でパンツ洗うようにしました!」とか「人間始めました!」と高らかに叫ぶのと同じくらい滑稽だ。

そこで私のような人間失格者はどうすればいいのか、Googleに伺ってみると、大体の場合において次のような回答が得られた。

「まずあなたから他人をフォローしましょう!」

なるほど、至極尤もな道理である。そこで何人かフォローするところから始めた。ところがフォローするだけでは、当然イベントは何も起こらないし、あまり軽々とフォローを振りまくとTwitter警察がやってきて活動を停止させられるらしい。怖すぎる。 さらに私は元来が引っ込み思案なので、これぞと思うユーザーのプロフィールをしげしげと眺めては、何だかおっかないような、失礼なような、恥ずかしいような、そんな気分になって、どうしてもコミュニケーションを始めることができない。やはりこれは大陸の陽気なパーリーピーポーの作ったサーヴィスだ。彼らは島人のシャイネスを理解しない。日本人のような繊細でシャイな民族は、知り合い0からTwitterを始めるなどという、言わばVery Hardモードでこのクソゲーを始めるには向いていないのだ。

私は、少なくともしばらくはTwitterというものを使ってみるつもりである。しかし今の状態を続けるほど、神経がすり減っていくように感じる。発言すればするほど自分の世間との断絶ぶりが明らかになっていくのだ。Twitterとは緩やかな精神的自害装置であり、紡がれるTweetは遺書である。

私の姿が傍目には道化じみているのは分かっている。私は言わば、月からやってきた者なのだ。重力の弱い月からやってきて、地球の重力に精一杯逆らって歩いているのだ。地球の方々よ!どうか私のような、滑稽な月よりの使者を笑わずにいて欲しい。何の変哲もない道路を脂汗垂らして歩んでいる、私という男に、どうか今しばらくは地球を歩くことを許してはくれないか。

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投稿日時: 2019/01/25 ― 最終更新: 2019/02/03
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