Webコンテンツは読み捨てか

2021/08/20 ・ 雑記 ・ By 秋山俊

最近、YouTubeの動画を公開停止にしたところ、何人かの方から「また見たい」「繰り返し見てたから残念」というコメントをもらって、少し驚いた。というのも、私は、今という時代におけるWebコンテンツは、How Toモノなどを除いて基本的には一期一会、悪く言えば読み捨てされるものと思っていたからだ。

これは私が、自分の作ったコンテンツに自信がないとか、そういう話ではない。私自身は自分の作るものについて、なるべく繰り返し触れても得るものがある、そういう強度のあるコンテンツに仕上げたいとは思っている。もちろん軽く作ることも多いが……

ただ作り手側がどう考えようと、Webコンテンツというのはそういう、振り返られることのめったに無い性質のものだ。活字媒体や有料記事と違い、無料で流通するコンテンツに対し、人はそんなに有り難みを感じない。Web上には次々に別のコンテンツへの誘導が出現し、押し寄せるコンテンツを消化するのに手一杯で振り返っている暇もない。現代人は、忙しい。

Webコンテンツは、圧倒的に、読み(聴き/観)捨てられやすいもの。その考えは今も変わらないが、基本的に受け手とコミュニケーションを取ることがないので、こういう例外的な声をほとんど聞くことがなかった。だからそういうことを言われたのが、ぼんやりと、意外だったのである。

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初版:2021/08/20 ―― 改訂: 2021/08/24

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