WordPressブログの始め方

2020/12/21 ・ 雑記 ・ By 秋山俊

君はWordPressでブログを運営したいというのか。今の時代にWordPressファイルをFTPでアップロードして、専用サーバに居を構えようなんていうのは、物好きのすることだよ。人を集めたいなら、素直に「はてなブログ」を使った方がいい。悪いことは言わない。人が集まるところにいかないと、人を集められない道理だ。

でも別にブログで飯を食うわけでもないし、それどころかわざわざ毎年万札を投じて、誰も読まないようなマニアックな記事を、それが使命のごとく書き積み上げるのが、90年代から連綿と続くWebサイト管理人の本懐であり宿命なのだから、意味もなくこだわってWordPressでサイトを作ることが、一番素晴らしいことだと、私は確信をもって断言する。どうせなら突き抜けてこだわった方が、作りがいがあるというものだ。

WordPressの素晴らしさは、その圧倒的な自由度、カスタマイズ性、横溢するDIY精神などにある。たとえば、レンタルブログではサーバ機能などがかなり制限されてしまうが、WordPressは全て自由に選択し、何なら自前のサーバにアップしても構わないのだ。高性能なサーバを選べば、レスポンス速度や編集の快適性といったパフォーマンスは、その辺のレンタルブログを圧倒するだろう。

実際、WordPressを経て他のレンタルブログに触れると、その機能の貧弱さや制限の多さに驚き、まるで囚人のような心持ちで不自由にブログを書くことになってしまうのさ。そのような都会へ出ていくことの恩恵と煩わしさから縁を切り、独自ドメインを取って、Webの最果てで、ひたすら記事を打ち続ける孤高のブロガー……それが大半のWordPressブロガーの姿なのだ。念のために言っておくと、需要があってSEOウケ、あるいはSNSウケする記事を増やせば人は相応に来る(“需要があって”、が最重要)。

広告は難しい。スマートフォンのような小さい画面にバナーがデカデカと映るのは、極めてうっとうしい。しかし広告収入があればサイトを高品質で維持しやすいという悩ましい板挟みに苦しむ。当サイトに関して書けば、資金調達をYouTubeチャンネルに一任し、ブログは広告無しで、目下のところ運用中である。ただ動画制作も金がかかるし、私はモノを書く際にとにかく資料集めに凝るので、はっきり言っていまのところヨユーで赤字なわけだが、全体の75%を占めるスマホでのトラフィックにおいて、バナー広告は本当にウザいし、せっかく作ったデザインが根底から崩壊するので、絶対に入れたくない。個人的には広告を挿れるより、ファン向けに有料記事でも販売するのがWin-Winでいいのではないかと思う。

サーバは「さくら」あたりを適当にチョイスすればいいのだが、WordPressは結構動かすのが大変だから、プラグインを入れたりしてナマのまま動かすと、人が集まったとき、すぐビジーな状態に陥ってしまう。そのため、快適なレスポンスを実現するにはスタンダードより上のプランを選択し、かつキャッシュ系のプラグインや、CloudflareのようなCDNを利用して、負荷をできるだけ下げるべきだ。その負担の大きさを決して侮ってはならない。

WordPressをアップし、サイトを稼働させること自体は簡単だ。サイトテーマも、私のような特別な拘りがなければ、海外のサイトからスーパークールなテーマを選んでインストールするだけで、君も今日からスーパークールなブログを運営することができる。多くの人が挫折するのは、なによりも、ブログ記事を書き続ける行為そのものなのだ。みんな「書くことがない……」と絶望してやめていく。

本当は、書くことなんて世の中にあり過ぎて困るほどなのだが(現時点でも、下書きや非公開記事が100くらいある)、ひとつアドヴァイスをすれば、訪問客のことは気にせずに、自分の好きなことを書き続けるべきだ。マニアックであればあるほど良いブログだ。良いブログとは得てして、クセが強すぎて、おいそれとは近寄れない、その人の情念とか感情とかがダダ漏れで散乱している、思想のゴミ屋敷なのだ。

君の魂のシャウトを書き続けるのです!それこそがブログがブログである理由、頼まれもしないのに、書くという営為を続ける最大のモチベーションなのだから。

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投稿: 2020/12/21 ― 更新: 2021/01/03
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