ダメなものを贔屓目に見る

2020/08/22 ・ 雑記 ・ By 秋山俊
エド・ウッド監督の『グレンとグレンダ』1953年

「伝統を疑う」という文章を書いたが、私はアマノジャクな人間なので、逆に世間一般でダメだと見放されているものは「実はスゴイんじゃないか?」と、少し贔屓目に見るようにしている。

そうすることで世間の放つ「駄目バイアス」を補正して、もう少し冷静に見れるというのもある。また根本的にはそれは「ダメという常識」を疑うというわけで、それは伝統を疑うことと同じ。

たとえば映画なんかでも、批評家からケナされていたり、一般レビューで平均値以下のものほど「面白いんじゃないかな?」と思って観てみる。最低映画賞を受賞した作品を「最低とは最高の意味だ」と思って観る。すると意外な発見があったりするし、そうして見つけた良品は自分だけの宝物になり、意見を発するときもユニークなことが言える。まあ、実際にはダメなものはダメな方が多いのだが。

なおこんなことを書いていてなんだが、そもそも「ダメらしい」といった余計な情報を仕入れずに、フラットに接するのが理想だと思う。そうすれば変な心構えもいらないわけで。

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投稿: 2020/08/22
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