カッコをつけてカッコイイなら何の問題もないのでは

2020/08/08 ・ eスポーツ ・ By 秋山俊

闘劇’05における3rdのウメヌキを見返していた。ウメヌキと言えば「俺ユン倒すから、オオヌキそれ以外」なわけだが、この頃のウメハラに対して「カッコつけてんなー」というコメントがあった。

寡黙時代のウメハラはカッコつけていたかもしれない。しかしそれで実際にカッコイイなら、なんの問題もないのではないかと思う。

そしてこの頃のウメハラがカッコイイ理由、それはもう「圧倒的に勝っていた」というだけの理由だし、原始的な理由だけに文句のつけようがないのである。勝者というのは「サマになる権利」を有している。

カッコつけるのがダサい瞬間、それはカッコつけているのにカッコよくないときである。

私の考えだと、今も昔もウメハラは「自分がサマになっているかどうか」については非常に計算していると思う。それはもう、その辺のプロがとても及ばないほど強烈に意識しているはずである。ただ現在たどり着いた結論が「周到なるナチュラルメイク」なカッコつけであるため、他者からはあまりカッコつけているように見えないのだ。

ところで引退したイチローの「教えて、イチロー先生!」というインタビューシリーズで、イチローがWBC 09の最後についにヒットを放ったときの話があった。そこでイチローは「ヒットを打った自分がここで嬉しそうな素振りを見せたら、それまでのヤツと思われるだろう。だから嬉しそうにしなかった。手を振らないためにチームメイトの方も見なかった」と語っていた。

イチローというと「ナチュラルに振る舞っている」という印象があるが、実はウメハラ同様「周到なるナチュラルメイク」だと思う。

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投稿: 2020/08/08
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