フィクションと現実の違いはなにか?

2021/06/06 ・ 雑記 ・ By 秋山俊

それはストーリーが作り話か否か、ということではない。なぜなら現実を、その場に居合わせた者以上に的確にえぐりだした私小説などが存在し、また現実とは、個々人の偏った認識によって切り取られ、捏造された作り話に過ぎないからである。

そうではなくて、両者の決定的な違いは「神の存在証明が終わっているかどうか」という点に尽きる。言うまでもなく、神(世界の作者)の存在が確定しているのがフィクションであり、確定していないのが現実である。フィクションという言葉の定義自体が神の存在を証明しているのである。

フィクションの世界には神が存在する。したがって、悪者が肥溜めに落ちて溺死するということが起きるのである。もちろん悪が栄え続けるフィクションも無数にあるが、それはその世界を残酷な神が支配していたというだけのことに過ぎない。

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投稿: 2021/06/06 ― 更新: 2021/06/07
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